そもそも「肩こり」はどうして起こるのでしょう?
肩の周囲には、頭や首、腕を動かしたり支えたりする筋肉が存在しています。
首の骨は、7つの小さな骨が連なっています。
健康な状態では、上から5番目あたりから前側にカーブしており、
横から見るとS字を描く形になっています。
このS字カーブによって、衝撃がクッションのように柔らかく受け止められ、
首への負担が少なくなっています。
しかし、現代生活はパソコン作業やスマートフォンなど前かがみや
下向きの姿勢でいることが多くなっています。
その姿勢が続くとS字カーブがなくなってまっすぐになり、首に大きな
負担がかかってしまいます。
その結果、筋肉が緊張して血管が収縮し、血流が悪くなります。
すると筋肉に酸素や栄養分が十分に行き渡らず、発生した疲労物質が
たまって痛みが発生するのです。
肩こりの予防や解消には、日常生活の中で姿勢や動きを工夫したり、
リラックスすることが一番です!!
<ポイント>
1.姿勢に気をつける
首がS字カーブを保てるようにするために、デスクワークの時に
首を曲げずに作業ができるよう、パソコンの画面がちょうど目の
高さにくるようにします。
2.動かす
ひとつの姿勢を続けると、同じ筋肉ばかり緊張させてしまい「肩こり」のもと。
最長でも2時間したら、立ってお茶をいれたり歩き回るなどして
こまめに動きましょう。
下半身の筋肉をつけることで、首や肩にかかる負担を吸収できます。
3.リラックスする
毎日のお風呂はリラックスに最適。
温熱効果で血行が良くなり、疲労物質の排出が促されます。
アロマオイルの香りでリラックス。
自然の薬効成分で血流や自律神経の働きが整えられます。
お風呂に入るときに、湯ぶねに2~3滴たらしてもOK。
血行を促進させるレモン、鎮静作用のあるクラリセージ、自律神経の
働きを整えてくれるラベンダーなどがおすすめです。
畳など平で硬い床の上であおむけになってリラックス。
肩や首に負担の少ない姿勢が保たれ、血流がよみがえります。
4.食べ物
首の骨と骨の間でクッションの役割をしているのが椎間板です。
椎間板はコラーゲン繊維でできた軟骨です。
コラーゲンの多い食べ物をとることで椎間板の弾力が保たれます。
コラーゲンの多い食べ物は鶏手羽先、牛すじ、うなぎ、ふかひれなどです。
関節の動きをなめらかにして椎間板の負担を軽くしてくれるのがムコ多糖類です。
ムコ多糖類の多い食べ物は納豆、山いも、オクラ、なめこ、うなぎ、ふかひれなどです。
ぜひ、お試しくださいね!!
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