口から入るものの中には発ガン物質といわれるものもあります。

　　たとえば肉や魚のコゲ。

　　コゲの成分の中には「活性酸素」を発生させるものがあります。

　　「活性酸素」は老化や病気のもとになる凶暴な「毒」です。

　　私たちの体には毒消しパワーがきちんと備わっています。

　　いちばん手軽なのが「よく噛む」ことです！！
　　
　　 「唾液」にはさまざまな成分が含まれています。

　　そのなかには活性酵素を消してくれる毒消し酵素の「ペルオキシダーゼ」があります。

　　 唾液の毒消し能力は、唾液に含まれる「ペルオキシダーゼ」の量によりきまります。

　　しかし、５５歳頃から「ペルオキシダーゼ」は減りはじめる傾向があります。

　　だからといって心配ご無用です！！

　　含有量が減っても唾液の量を増やせばカバーできます。

　　噛むことで分泌される唾液は、噛めば噛むほど唾液の量が

　　増えるので、唾液中の有効成分も増えることになります。

　　年齢が高い人ほど「よく噛む」ようにしましょう！！
　　

　　＜「よく噛む」ために必要なことは・・・＞

　　１．食事の時間の確保

　　　ひと口食べたら箸をおくくらいのつもりで。

　　　噛んでいるうちに満腹感がでてくるので、ダイエットにも有効です。

　　２．噛みごたえのある食材の活用

　　　やわらかい白米、食パン、めん類などは３０回も噛めません。

　　　そこで、ごはんには噛みごたえのある玄米を混ぜたり、

　　　パンならかたいフランスパンを、スパゲッティなら固めのゆで加減で。

　　　おかずにもごぼうなどの繊維質の多い食材をチョイス！！

　　３．歯の治療

　　　歯は噛むための必需品！！

　　　「よく噛む」ことは、歯を丈夫にすることにもつながります。